栃木産業保健総合支援センターは勤労者の健康確保を図るため、産業保健に携わる皆様のお役に立てるよう努力しております。
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とちぎ産保メルマガ 第81号(平成26月9月1日発行)


2014/09/03 15:07

日 時:平成26年9月10日(水) 15:00〜17:00
場 所:MSCビル 5階共用会議室(宇都宮市大通り1-4-24)
セミナー概要
  安衛法65条により、労働者の健康障害防止の手法として作業場所の管理を目的とした作業環境測定が行われている。一方、個人ばく露測定は、直接労働者のばく露を把握することができ、有害物ばく露管理に有効な手法である。これらを併用することは、さらなる健康障害防止の手法となると考えられる。一緒に考えてみましょう。
*参加申込みはこちらから https://www.tochigis.johas.go.jp/m/e/application.php 

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《編集後記》
    8月も終わり朝夕は涼しくなりましたが、9月は残暑が予想されています。8月に発生しました広島土砂災害では、70名を超える方が亡くなり、未だに行方不明となられている方もいます。また、多くの方が避難生活を強いられています。
  亡くなられた方のご冥福を心からお祈りするとともに、行方不明となられている方の一日も早い救出、そして、避難されている皆様が一日も早く平穏な生活に戻れることを願ってやみません。
  9月1日は、「防災の日」です。「防災」といいますと、何と言いましても、2011年3月11日に発生した東日本大震災が思い出されます。この震災直後、岩手県釜石市の小中学生全生徒2926人中、学校を休んでいた5人を除く全員が津波から逃れたことが、「釜石の奇跡」として取り上げられました。小中高生の生存率はなんと99.8%です。
  この釜石市では、震災前の2004年から徹底した防災教育が行われていました。詳細は、割愛しますが、この防災教育では、「自らの命を主体的に守る"姿勢"」を身に着けさせるため、1「想定にとらわれるな(ハザードマップを信じるな)」2「ベストを尽くせ、最善を尽くせ(より高いところに逃げろ)」3「率先避難者たれ(勇気を出して最初に避難しろ)」という「避難三原則」がかみ砕いて教育されました。
  防災教育が始められた当初、この「避難三原則」に対して、なかなか理解を示さない子供たちに、防災教育に取り組まれた大学の教授は、「自分の命を率先して守ることで、実は周りの多くの命を守ることになるんだ」ということを繰り返し教えたそうです。結果、生徒の命はもとより、これら生徒の多くの父兄の命を助けることとなりました。(*生徒が逃げたことで、生徒の父兄は、生徒たちを学校等に迎えに行かずに避難し、被災を免れました。)
  この釜石市の防災教育の「命を主体的に守る姿勢」や「自分の命に加えて周りの人の命を守る」ということは、労働災害防止や健康障害防止にも相通ずるものがあると思います。
  9月は全国労働衛生週間の準備月間、10月1日からは本週間にはいります。当支援センターでは、今年4月1日から始められた従来までの産業保健活動の支援に加えて、メンタルヘルス対策の支援も一元化した「産業保健活動総合支援事業」をさらに展開して、皆様のお手伝いをしていきたいと思っていますので、是非、当支援センターをご活用ください。

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(独)労働者健康福祉機構  栃木産業保健総合支援センター
〒320-0811 
 宇都宮市大通り1丁目4番24号 
 MSCビル4階  TEL028-643-0685 FAX028-643-0695


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