※当支援センターへお車でお越しの方は、支援センター所有の駐車場がありませんので、お近くの有料駐車場をご利用下さい。(ご負担願います。)
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☆『メンタルヘルス事例検討会』
講 師:メンタルヘルス担当 遠乗秀樹 相談員
日 時:平成26年10月3日(金) 15:00〜17:00
場 所:MSCビル 5階共用会議室(宇都宮市大通り1-4-24)
セミナー概要
心の健康問題により休職中の労働者の職場復帰や、休みがちなメンタル不全者にどのように対応すればよいかなど、メンタルヘルスの担当者が日常困っていることなどを、気楽に話合い、その中でよりよい解決につなげます。「メンタルヘルスの総論よりも、すぐ職場で使える知恵を」をテーマに皆さんから持ち込まれた個別事案などにどう対応するかなどを考える会です。
事例検討の実績を積んだ精神科医がフリートーキング方式でアドバイスします。
(特に個別事案がなく同席だけで参加されている方もいますので、気楽に参加してください。)
*参加申込みはこちらから https://www.tochigis.johas.go.jp/m/e/application.php
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《編集後記》
今年は、8月に広島県で土石流災害が発生し、多くの方が亡くなりましたが、9月も御嶽山の噴火により多くの方が亡くなり、未だに多くの方が心肺停止の状態であるとのこと。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、遭難されている方が少しでも早く救出されることを祈らざるにおられません。
昨今、人間の「命」、そして、「生きる」ことについて考えさせられる事故や事件が続いています。
このようななか、当支援センターが開催するセミナーに、末期癌で医師から余命宣告を受けつつも、「企業の癌に対する見方や捉え方を変えていきたい」との目的を持って会社の衛生管理者として働いておられるAさんが東京都から参加されました。
Aさんは、セミナーの開講前に「医師からは、余命は、今年一杯と言われているんです。」と言われましたが、熱心にセミナーを受講され、「講師の先生によろしくお伝え下さい。また、このようなセミナーがあったら是非受講します。」と告げて帰られました。
翌日には、御礼のメールが届き、メールには「前を向く力をさらにいただき、とても良い1日を過ごすことができました」とあり、Aさんは、自らの座右の銘にも触れられ、「不自由を常と思えば不足なし」とありました。
私は、確固たる「生きる目的」と「感謝の気持ち」を持ち、前向きに生きるAさんの姿勢や言葉に、自らの弱さや至らなさを痛感するとともに、輝く光を見たような気がしました。
私が最近読んだ本には、「生きる目的」と「人生の目標」は異なり、「目標」を「目的」と捉えてしまうことで、人間が陥る過ちや悲哀等が縷々書かれていました。Aさんとの出会いで、改めて、「目的」や「信念」を持つことの大切さを知らされました。
栃木産業保健総合支援センターは、今年4月に改称されて半年が経ちました。改めて、当支援センターの「目的」を明確にして、皆様のご支援を行っていきたいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
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(独)労働者健康福祉機構 栃木産業保健総合支援センター
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