●『身近な安全衛生管理と労働安全衛生マネジメントシステム』
講 師:労働衛生工学担当 岡本佳久 相談員
日 時:平成28年3月16日(水) 15:00〜17:00
場 所:MSCビル 5階共用会議室(宇都宮市大通り1-4-24)
(産保セミナーと併催:概要はセミナーを参照してください。)
単 位:生涯(専門)2単位 「基礎」はありません。
*参加申込みはこちらから https://www.tochigisanpo.jp/html/ssltest/training/2016/01/04/001383.html
●『知っておきたい局所排気装置の稼働条件(応用編)〜局排模型を使った実習〜』
講 師:労働衛生工学担当 秋葉一好 相談員
日 時:平成28年3月17日(木) 14:00〜16:00
場 所:宇都宮市総合コミュニティーセンター 大集会室(宇都宮市明保野町7-1)
(産保セミナーと併催:概要はセミナーを参照してください。)
単 位:生涯(実地)2単位 「基礎」はありません。
*参加申込みはこちらから https://www.tochigisanpo.jp/html/ssltest/training/2016/01/04/001381.html
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4.【コラムリレー】
「好印象で、仕事をやり易く」 相談員:岡本 由利子(カウンセリング担当)
明けましておめでとうございます。
年頭に当たり、「今年の抱負」なるものを決意される方は多いと思います。しかしそのための継続や納得できる結果を得ることは困難です。「言うは易し、行うは難し」です。
そこで今回は、どなたにも仕事をやり易くするためのささやかなエッセンスになるような話をしたいと思います。それは「好印象で、人間関係をよくする」と言うことです。「簡単なことだ」と思われるかもしれませんが、少しでも意識することがよい効果に結び付くものだと思います。そのうちのいくつかを紹介します。
(1)態度・表情が与える影響
相手に映る動作やしぐさによって、印象が左右されます。この第一印象が、互いの信頼関係をも左右します。そして以降の仕事にも影響を及ぼします。
例えば目つき・表情・姿勢・服装(色・デザイン等)・髪型・言葉遣い等数え上げるとまだまだあります。相手は、その一つ一つを瞬時に観察し、判断し、印象を持つのです。
私も、研修を受講されている方の中に、腕組みをされている姿をお見かけすることがあります。たまたま「ノンバーバル・コミュニケーション」の影響について話が及ぶと、自然に腕を下ろされる姿を目にします。その時、ちゃんと聴いて下さっていることに安堵する次第です。
(2)距離の影響
自分と相手との距離感も心理的に影響します。例えば、「前にならえ」をした時の距離、これは約120センチです。この位置だと、お互いにお辞儀をしてもぶつかる心配がありません。しかし「小さな前にならえ」の距離、こちらは45センチ位ですが、この距離だと圧迫感があり、不快感さえ感じてしまいます。
(3)高さの影響
同じ目線で接することが重要です。
(4)笑顔の効果
笑顔は、相手の笑顔も引き出す効果があります。
(5)怒りの影響
私たちは予測と異なる時、怒りに繋がることが多いのです。これは「クレーム」にも繋がり易いので、要注意です。仕事をする私たちにとって、「如何にクレーム対処をするか」だけでなく、「如何に未然に防ぐか」が課題です。特に、視線の向け方、言葉遣いは要注意です。
(6)自分のストレスを溜め過ぎない
自分のストレスレベルを把握して、マイナスのストレスは上手に軽減することです。
以上、ほんの一部をご紹介しましたが、今年一年、良い印象で、良い人間関係で、納得のいく仕事ができるような年にしたいものです。
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《編集後記》
明けましておめでとうございます。平成28年は、年明けから、冬とは思えない暖かい日が続いています。
平成27年は、大きな事故や災害が続きました。特に、9月の関東・東北豪雨(災害)は、記憶に新しいところで、未だに被害に苦しまれている方がいます。また、胆管がんの発症に続いて、化学物質によるものと思われる膀胱がん発症事案も起きています。
平成28年は穏やかな年になって欲しいと願っていますが、新年早々、隣県で、工場のタンクが破裂して、2人の方が有害ガスで亡くなるという悲惨な事故が起きてしまいました。
人命第一に、安全衛生管理に努めていかなければならないと思います。
昨年は、12月1日からストレスチェックの実施が義務化されましたが、平成28年は、6月1日から化学物質のリスクアセスメントの実施が義務化されます。
この化学物質のリスクアセスメントの実施は、業種、事業場規模にかかわらず、対象となる640の化学物質の製造・取扱いを行うすべての事業場が対象となります。
製造業、建設業だけでなく、清掃業、卸売・小売業、飲食店、医療・福祉業など、さまざまな業種で化学物質を含む製品が使われており、対象物質を製造・取扱う事業場は、リスクアセスメントを実施しなければなりません。
当支援センターでは、平成28年は、ストレスチェックの導入に関する研修や支援に加えて、化学物質のリスクアセスメントに係る研修や支援の実施にも努めていくこととしています。
平成28年も、引き続き栃木産業保健総合支援センターをご活用いただきますようお願いいたします。
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(独)労働者健康福祉機構 栃木産業保健総合支援センター
〒320-0811
宇都宮市大通り1丁目4番24号
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