栃木産業保健総合支援センターは勤労者の健康確保を図るため、産業保健に携わる皆様のお役に立てるよう努力しております。
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とちぎ産保メルマガ 第98号(平成28月2月1日発行)


2016/05/13 16:20

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3.【認定産業医研修のご案内】

★「日医単位」取得を希望される方は、開始時間厳守でご出席下さい。(時間に遅れた場合は、入室をお断りする場合があります。)
★受講後、認定産業医手帳に受講認定印を押印しますので、忘れずにご持参ください。

●『職場における喫煙への対策』
講 師:産業医学担当 倉冨靖子 相談員  
日 時:平成28年2月25日(木) 15:00〜17:00
場 所:MSCビル 5階共用会議室(宇都宮市大通り1-4-24)
(産保セミナーと併催:概要はセミナーを参照してください。)
単 位:生涯(専門)2単位 「基礎」はありません。
*参加申込みはこちらから https://www.tochigisanpo.jp/html/ssltest/training/2015/12/01/001375.html

●『大人の発達障害 理解と対応』
講 師:カウンセリング担当 坂寄和弘 相談員  
日 時:平成28年2月26日(金) 15:00〜17:00
場 所:MSCビル 5階共用会議室(宇都宮市大通り1-4-24)
(産保セミナーと併催:概要はセミナーを参照してください。)
単 位:生涯(専門)2単位 「基礎」はありません。
*参加申込みはこちらから https://www.tochigisanpo.jp/html/ssltest/training/2015/12/01/001376.html

●『産業保健の重要トピックス』
講 師:産業医学担当 湯川 悟 相談員  
日 時:平成28年3月9日(水) 15:00〜17:00
場 所:MSCビル 5階共用会議室(宇都宮市大通り1-4-24)
(産保セミナーと併催:概要はセミナーを参照してください。)
単 位:生涯(専門)2単位 「基礎」はありません。
*参加申込みはこちらから https://www.tochigisanpo.jp/html/ssltest/training/2016/01/04/001385.html

●『身近な安全衛生管理と労働安全衛生マネジメントシステム』
講 師:労働衛生工学担当 岡本佳久 相談員  
日 時:平成28年3月16日(水) 15:00〜17:00
場 所:MSCビル 5階共用会議室(宇都宮市大通り1-4-24)
(産保セミナーと併催:概要はセミナーを参照してください。)
単 位:生涯(専門)2単位 「基礎」はありません。
*参加申込みはこちらから https://www.tochigisanpo.jp/html/ssltest/training/2016/01/04/001383.html

●『知っておきたい局所排気装置の稼働条件(応用編)〜局排模型を使った実習〜』
講 師:労働衛生工学担当 秋葉一好 相談員  
日 時:平成28年3月17日(木) 14:00〜16:00
場 所:宇都宮市総合コミュニティーセンター 大集会室(宇都宮市明保野町7-1)
(産保セミナーと併催:概要はセミナーを参照してください。)
単 位:生涯(実地)2単位 「基礎」はありません。
*参加申込みはこちらから https://www.tochigisanpo.jp/html/ssltest/training/2016/01/04/001381.html


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4.【コラムリレー】 

「レジリエンス」・「ワークエンゲイジメント」とメンタルヘルス   相談員:坂寄 和弘(カウンセリング担当・臨床心理士)

 先日、小林幸子さんの紅白歌合戦の復活への舞台裏?という内容のテレビ番組を見ました。小林幸子さんと言えばあのド派手な衣装で有名ですが、ここ数年は事務所を巡るトラブルで仕事を干されてしまい、紅白は不選出、テレビなどの仕事も激減してしまい、地味に地方巡業などを行う日々だったとのことです。
 そんな小林さんを救ったのは、いわゆるネット住人、若年層のオタクの人たちでした。小林さんのあのド派手な衣装姿が、ゲームの「最後に登場する最強の敵キャラ」=「ラストのボス」に似ているということで、彼らからは「ラスボス」と呼ばれ、小林さんはネットの中では一定の知名度と人気を得ていたそうです。
 その事に動画配信サイトを運営する会社が目をつけ、小林さん自身も動画を配信したり、動画イベントに参加するなどして、ネット文化、オタクの世界を一緒に楽しむようになっていきました。そんな小林さんの人気はネットの世界で更に急上昇、ついに昨年、紅白への復帰を果たしたというものでした。
 捨てる神あれば、拾う神あり。人生は山あり谷あり。どんな環境、どんな境遇に置かれても決してくじけなかった小林さんは、相当な負けず嫌いで、マイナスの感情をプラスのエネルギ―に変えていく芯の強さを持っている方なのでしょう。いわゆる「レジリエンス」ですかね。もちろん、支持してくれたネットの人たちの力も大きかったと思います。
 今回、急きょ紅白出演が決まった小林さんの衣装作りのため、スタッフは深夜まで作業に取り組んでいたようです(過重労働?)。しかし、スタッフはやりがいと楽しさであふれていたのでしょうから、これは過重労働ではなくて、「ワークエンゲイジメント」なのでしょう。
 「レジリエンス」とは、「精神的回復力」「復元力」など、脆弱性とは反対の概念です。「ワークエンゲイジメント」とは、仕事に対して「熱意」「没頭」「活力」が揃って充実している状態を指します。どちらも今後のメンタルヘルス対策として注目されている概念ですが、これらは個人の性格や特性だけでなく、仕事内容、周囲のサポート資源、上司のリーダーシップなど、働きやすい職場環境との関連性が指摘されています。
 メンタル問題が発生しにくいような、「レジリエンス」や「ワークエンゲイジメント」を持つ元気な社員、元気な企業が増える事を願います。

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《産業保健セミナー受講申込用紙はこちらから》
  http://www.tochigisanpo.jp/seminer/download/application.pdf
  
《メールアドレスの変更、配信停止、また産業保健に関するご相談などはこちらから》
        https://www.tochigisanpo.jp/html/application.html 

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《編集後記》
平成27年度も残すところ2か月となりました。降雪もあり、寒い日が続いています。2月に入り、次年度の準備に取り掛かる時期となりました。
皆様におかれましては、本年度の取組みを総括や次年度の計画の策定等と慌ただしい時期になられるかと思います。
昨年12月には「ストレスチェック制度」が義務化され、さらに本年6月からは、「化学物質のリスクアセスメントの実施」が義務化されますので、様々な対応や準備等が必要となってきます。
さらに、厚生労働省では、主に「がん患者」の方に係る「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」の作成を行なっており、今年度中には策定される予定です。
平成28年度は、このガイドラインの事業者等への周知を産業保健活動総合支援事業の一つの柱とし、産業保健総合支援センターでは、「治療と就労の両立支援」(特に、がん患者の方に係る就労の両立支援)に積極的に取り組んでいくこととしています
つきましては、栃木産業保健総合支援センターでは、平成28年3月18日に、高橋由紀子相談員による『がんをもつ労働者へのより良い就労継続支援について』と題するセミナーを開催することとしていますので、多くの皆様のご参加をお待ちしています。
  また、「治療と就労の両立支援」につきましては、次年度も研修会等を中心に取り組んでいくこととなるかと思いますので、その際には、是非ご参加ください。
栃木産業保健総合支援センターでは、法改正等に係るご支援やガイドライン等の周知に積極的に取り組んでいくこととしていますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
 
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(独)労働者健康福祉機構 栃木産業保健総合支援センター
〒320-0811 
 宇都宮市大通り1丁目4番24号 
 MSCビル4階  TEL028-643-0685 FAX028-643-0695


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